【10ステップ・タイピング講座 Web版】
この講座は、タッチタイピング(ブラインドタッチ)(両手を使ってキーボード入力をする技術)の練習方法を全10回にわたってわかりやすくお伝えしていく連載記事です。
※動画版も、こちらから閲覧できます。
はじめまして。
「はじめてのタッチタイピング講座」テキスト担当の佐藤です。
よろしくお願いします。
これから全10回のカリキュラムで、「タッチ・タイピング」(手元を見ないでキーボード入力をすること)
を覚えるための講座を行っていきます。ぜひ最後までご覧ください。
第1回は「ホームポジションを覚えよう」
キーボード入力においてもっとも大切な、「ホームポジション」について解説していきます。
今回の講座の概要です。
はじめに
タッチタイピングとは
・・・キーボードを見ずに、タイピングをすることを「タッチタイピング」と呼びます。
(古くは「ブラインドタッチ」と呼ばれていましたが、目の不自由な方に配慮して「ブラインド」という言葉は使用されないようになりました。現在では、「タッチ・タイピング」と呼ぶことが一般的です。)
タッチタイピングのメリット
1.タイピングそのものの速度が上がる
両手の5本の指を使って滑らかにキーボード入力をすることができるので、入力のスピード(速度)が速くなります。
2.画面や手元の資料を見ながら操作をすることができ、仕事の効率が上がる
手元のキーボードを見ずに入力作業ができるため、ほかの資料を見ながらタイピングを行ったり、パソコンの画面から目を離さずに作業を行えます。
タッチタイピングができるようになると、以下のような作業の効率がとても上がります。
- 仕事において
…オフィスで資料作成や、事務作業のスピードが上がる - 学校生活において
…大学のレポート作成や、研究論文を書くスピードが上がる - プライベートにおいて
…ブログやSNSの記事を書くスピードが上がる
タッチタイピングを覚えるための心がけです。
1.キーボードは絶対に見ないこと
手元をいちいち見ないで入力する練習を心がけましょう。
普段からキーボードを見ないで入力する練習をすることによって、タッチタイピングが身につきます。
2.毎日の積み重ねが大切である
始めの頃はキーボードの位置を覚えるのに一生懸命になります。
毎日続けることによって自然と覚えるようになりますので、毎日継続的に練習していきましょう。
3.入力後は必ずホームポジションに戻ること
これは次回(第2回)以降より大切になってきます。
まずは図の赤い部分をご覧ください。
ASDF JKL;
この8つのキーが「ホームポジション」で使うキーです。
これらのキーに、左手と右手のそれぞれ4本の指を置いておきます。
【左手】
- Aに小指
- Sに薬指
- Dに中指
- Fに人差指
【右手】
- Jに人差指
- Kに中指
- Lに薬指
- ;に人差指
この8キーの押さえる指の位置がホームポジションとなります。
これが基本のベースとなりますので、この形をしっかりと覚えましょう。
左手のトレーニング
左手を使ったトレーニングです。
人差指で「F」をタイピングして、順番に左に1つずつタイピングしていきましょう。
今度は、逆の順番にタイピングしていく練習です。
小指で「A」をタイピングして、順番に右へ1つずつ入力してみましょう。
指をばらばらに動かす練習です。
はじめは混乱するかもしれませんが、ゆっくりと練習してみましょう。
短いフレーズを3つ用意しました。
順番にテンポ良くタイピングできるよう、練習してみましょう。
右手のトレーニング
次は右手を使ったトレーニングです。
人差指で「J」をタイピングして、順番に左に1つずつタイピングしていきましょう。
今度は、逆の順番にタイピングしていく練習です。
小指で「;」をタイピングして、順番に右へ1つずつ入力してみましょう。
指をばらばらに動かす練習です。
はじめは混乱するかもしれませんが、ゆっくりと練習してみましょう。
短いフレーズを3つ用意しました。
順番にテンポ良くタイピングできるよう、練習してみましょう。
両手のトレーニング
ここまで左手と右手を別々にトレーニングしてきました。
次は左右合わせてトレーニングしてみましょう。
左手薬指の「A」をタイピングして、順番に右へ1つずつ入力していきましょう。
今度は、逆の順番にタイピングしていく練習です。
右手小指で「;」をタイピングして、順番に左へ1つずつ入力してみましょう。
お疲れ様でした。
いかがだったでしょうか。
今回はタッチ・タイピングをする上で基本となるホームポジションのトレーニングを行いました。
このホームポジションは、今後も大切になってきますので、特に重点的にトレーニングしていくと良いでしょう。
さて、最後に次回の予告です。
次回は今回トレーニングしたホームポジションの1つ上の段(赤い枠で囲った範囲です)をトレーニングしていきます。このように回を重ねるにつれて、少しずつトレーニングの範囲が広がっていきますので楽しみにしていてください。
また、今回のトレーニングでは物足りないなという人向けに
オススメのタイピングゲームを特集したサイトを制作しました。
ゲーム感覚で楽しみながらタッチ・タイピングを習得することができますので
一度試してみてはいかがでしょうか。
それでは、また次回お会いしましょう。ありがとうございました。
タイピング10回講座動画版はこちら
▼クリックして動画を再生できます。

佐藤 佑哉

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